このwordpress docker containerをホストしているUbuntuも入っているESXi機が突然不調になり、OS(ESXi)の再インストールもままならなくなったので、しばらく落としていた。
この度ようやく新しいハードウェアを調達し、どうにか無事復旧できたので、その顛末を記録として残しておく。
今回調達したハードウェアは以下の通り。メーカーから発表直後に今買えば一万円引き、ということでamazonで予約
スペック
- ベアボーン: MinisForum HX90 (AMD Ryzen 5900 8core/16thread) 2.5Gbps(intel 225-V)
- memory: 64GB memory (32GB DDR4-3200 x 2)
- Storage: 1TB NVMe Crucial
会社で開発に使っているサーバーより性能がいいかもしれない。
問題は、このハードウェアで使われているNICのチップ、intel 225-VがESXiの正式サポートでないこと。なので、自分でカスタマイズインストーラを作らなければならない。
ESXiのカスタマイズインストーラを作るためには、PowerShell上でVMWareの用意した各種ユーティリティコマンドを使ってオフィシャルなインストーラからサードパーティ(あるいはコミュニティ)で用意されたドライバを組み込んで作成するが、これは相当大変なので、ESXi-Customizer-PSというものを使う。
まずドライバは以下のところから落とす。確かにI225-Vが入っている。
続いてESXi-Customizer-PS

まず現時点(2021/12)でこのページからリンクされているESX-Customizer-PSは6.xまで。7.0はさらにここから貼られた先のGithubからDLしてこなければならなかった。
が、結局これでは途中エラーが発生してうまくいかず。
結局、
ここのサイトの通りにWindows上で実行して、ようやくインストールiso完成。ここは一つ一つstep by stepで説明してくれるので、一箇所ベースプロファイルを配列で指定するときの添字がPowerShellでは0オリジンか1オリジンかがよくわからずに別途ググった(ちなみにPowerShellのarrayは0オリジン)こと以外は、ほぼここの指示通りでうまくいった。
完成した.isoはそのままCD-ROMに焼いて、HX90でブートさせると、通常ネットワークデバイスが見つからないと途中で停止するが、特に止まることもなく順調にディスクのパーティション設定まで行き、インストール完了。
もともとESXi機を繋いでいたswitchのポートはトランク設定してあるので、そのままでは通常のネットワークには繋がらないが、ESXiのネットワーク設定画面でVLANを指定することで、特に問題なくネットワークにもつながる。
これでwebの管理画面にも入れることを確認し、今までのストレージに使っていたNASのiSCSIのクライアント設定すると、以前使っていたVMも見える。
ちなみにiSCSIの設定は、
- 「ストレージ」から「アダプタ」「ソフトウェアSCSI」
- 「動的ターゲット」でNASのIPアドレスを設定
- 「固定ターゲット」にNASのiSCSIが現れる
で設定できるはず。
認識されたデータストアから、以前のVMの.vmxを登録。これでVMは復旧。

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